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松本サリン事件きょう20年 近く被害状況報告書

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松本サリン事件きょう20年 近く被害状況報告書

 長野県松本市の住宅街にオウム真理教幹部らが猛毒のサリンをまき、8人が死亡、約600人が重軽症を負った松本サリン事件は27日、発生から20年を迎える。

 事件以降、周辺住民に健康調査などを行ってきた市や市医師会などでつくる地域包括医療協議会は、次の世代に教訓を語り継いでいくため、被害状況の報告書を近くまとめる。

 事件は平成6年6月27日深夜、同市北深志の裁判官宿舎近くで発生。オウム真理教が教団松本支部開設をめぐる民事訴訟の妨害とサリンの効果を試すためだった。元教祖の麻原彰晃=本名・松本智津夫=死刑囚(59)ら7人の死刑が確定している。

 事件当初は、第1通報者の河野義行さん(64)が複数の薬品を持っていたことなどから、多くのメディアが河野さんを容疑者扱いする報道を行い、各社は約1年後に相次いで謝罪。産経新聞は7年5月27日付朝刊で河野さんらに謝罪する記事を掲載した。

 河野さんはサリンの後遺症で寝たきりとなった妻、澄子さんが20年に60歳で亡くなった後、22年9月に鹿児島市に移住。現在は講演活動で全国を回るかたわら、趣味の釣りや温泉めぐりを楽しんでいるという。

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