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SFCG資産流出事件、元会長に一部無罪 東京地裁

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SFCG資産流出事件、元会長に一部無罪 東京地裁

 商工ローン大手SFCG(旧商工ファンド)の経営破綻前に資産約418億円を関連会社に流出させたとして民事再生法違反(詐欺再生)罪などに問われた元会長、大島健伸被告(66)の判決公判が30日、東京地裁で開かれた。田村政喜裁判長は「債権譲渡が実質的に無償だったとはいえない」として民事再生法違反と会社法違反罪について無罪を言い渡した。電磁的公正証書原本不実記録・同供用罪については懲役1年6月、執行猶予3年とした。求刑は懲役8年。

 田村裁判長は、関連会社に譲渡された約418億円の債権について「SFCGに対する実在の債権と相殺されている」と指摘。「財産を債権者の不利益に処分する行為には当たらない」とした。一方で、実際の譲渡日と異なる日付の登記申請は大島被告の指示に基づくもので、有罪と判断した。

 大島被告は東京地裁が民事再生手続きの開始を決める約2カ月前の平成20年12月、SFCG保有の約418億円の不動産ローン担保債権を関連会社に実質無償で譲渡し、会社に損害を与えたとして起訴された。

 ■東京地検の話「主張が認められず遺憾。判決内容を十分検討して適切に対処したい」

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