台風被災の「あしなが」奨学生 「子供たちに夢を」都内で訴え - 産経ニュース

台風被災の「あしなが」奨学生 「子供たちに夢を」都内で訴え

あしなが育英会への募金を呼び掛ける大学4年生の井原歌那さん(中央)=18日、東京都千代田区の有楽町駅前(斎藤有美撮影)
 災害や事故、病気などで親を亡くした遺児を支援する「あしなが育英会」の奨学生で、台風19号で被災した福島県の大学4年生、井原歌那さん(21)が18日、東京都千代田区の有楽町駅前で、「(台風で)被災した子供たちの夢を諦めさせたくない」と募金を呼び掛けた。
 井原さんは4歳の時に父親を亡くし、高校生で同奨学生になった。台風19号で被災した際は、同県いわき市にある自宅アパートから避難所へ向かったが、人が多く、入れなかったという。自宅は現在も断水状態が続いている。
 同会は19日から全国200カ所で「第99回あしなが学生募金」を実施。井原さんはオープニングセレモニーであいさつし、駅前を歩く人々に「今回の災害でも大切な人を亡くしてしまった子供が多くいる。夢をかなえたいという思いに耳を傾けてほしい」と訴えた。
 同会は被災した奨学生らに緊急の補助金などの支給を予定。全国募金は今週と来週の土日4日間にわたり実施される。同会は昨年度、給付型の奨学金を新設し奨学生を増やす一方で、継続支援者が高齢化などで急減しているという。
 問い合わせは同会(03・3221・0888)。