勾留中に医師死亡 奈良県警警官2人を不起訴処分 - 産経ニュース

勾留中に医師死亡 奈良県警警官2人を不起訴処分

 平成22年に奈良県警桜井署で勾留中だった男性医師=当時(54)=が死亡したのは取り調べ中の暴行が原因だったとして、特別公務員暴行陵虐致死罪で告発されていた警察官2人について、奈良地検は9日、不起訴処分とした。地検は処分の理由について「犯罪の嫌疑が認められなかった」としている。
 告発状などによると、男性医師は同年2月、大和郡山市の医療法人雄山会「山本病院」(廃院)で担当した肝臓の手術をめぐり、業務上過失致死容疑で逮捕され、勾留中に桜井署で死亡した。当時の司法解剖で死因は急性心筋梗塞と判断されたが、28年11月、警察官による暴行が死亡の原因として、遺体の鑑定書を調べた岩手医大の出羽厚二教授(法医学)が県警に告発。県警は29年3月、「暴行の事実は認められなかった」と結論づけ、捜査を終結していた。