【北海道震度7地震】地震後初の日曜、観光施設再開で賑わい戻り始める 流通遅れや節電の影響で全面再開は先 - 産経ニュース

【北海道震度7地震】地震後初の日曜、観光施設再開で賑わい戻り始める 流通遅れや節電の影響で全面再開は先

入場制限がかかるスーパーマーケットでは、物流が動き始め買い物客でにぎわった=9日午前、札幌市白石区(宮崎瑞穂撮影)
 最大震度7の激しい揺れと一時全域停電に見舞われた北海道では、地震から3日が経った日曜日の9日、再開する観光施設が増え、賑わいが少しずつ戻り始めた。ただ、流通の回復遅れや節電の影響で、まだ本格再開には至っていない。
 地震や停電の影響で休止していた、札幌市西区の人気観光スポット「白い恋人パーク」は9日、一部施設をのぞいて朝から営業を再開。バスでの団体客や道内外の観光客が訪れ、飴作り実演やお菓子ショップでの買い物などを楽しむ人々の声が響いた。
 札幌市南区の銀行員、長田祐也さん(34)は妻とともに1歳の長男、悠生ちゃんを抱いて訪れた。「何度も揺れて怖かっただろうから、久しぶりにのびのびさせたくて来ました」。自宅は6日午後には電気が復旧したが同区内の実家は7日夕方まで遅れ、充電器を貸すなど落ち着かない日々が続いていたという。
 長田さんは「揺れが収まって平穏な日常が戻ってほしい」と話した。
 同市厚別区の「サンピアザ水族館」も9日に再開。さっぽろテレビ塔展望台(札幌市中央区)やのぼりべつクマ牧場(登別市)は8日から再開している。札幌市は10日から円山動物園(中央区)や、体育館などのスポーツ施設を再開するとしている。
 ただ、白い恋人パークでは、お菓子の原材料の乳製品が入荷しにくくなっており、工場見学や体験工房、レストラン、一部のイベントは再開できていない。経済産業省は、発電所が全面復旧していないことを踏まえ企業などに「2割節電」を呼びかけており、観光施設は秋の観光シーズンのさなか、厳しい状況が続くことになりそうだ。