「安否不明ゼロまで」 発生2日、懸命の捜索

北海道震度7地震
 安否不明者の捜索に向かう警察官=8日午前、北海道厚真町吉野地区

 多くの安否不明者がいる北海道厚真町では8日、土砂崩れ現場で警察や消防の懸命な捜索が続いた。地震発生から2日間が経過し、家族らの焦りが募る。夜には雨が降り二次災害が懸念されたが、自衛隊は「安否不明者がゼロになるまで」のかけ声で、徹夜の作業を続けた。

 大規模な土砂崩れが集中的に起きた吉野地区は、雨が上がり、押し流された樹木や土のにおいが漂う。無数の緊急車両が並ぶ横を、担架を抱えた警察官らが足早に現場へ向かった。捜索を見守る不明者の家族らも集まった。

 自衛隊員の男性(35)は「(生存率が落ちるという)72時間の壁があり時間は気になるが、迅速かつ丁寧に臨みたい」と険しい表情で語った。

 幌内地区で住民3人が不明となった現場では、夜のうちに男性1人が発見され、残る2人の捜索が続いた。消防や自衛隊の約100人が活動した。