【東京女子高生殺害】少年、嘱託殺人認める 元交際の高3女子依頼 東京地裁で初公判 - 産経ニュース

【東京女子高生殺害】少年、嘱託殺人認める 元交際の高3女子依頼 東京地裁で初公判

 東京都立高3年の佐藤麻衣さん=当時(17)=を殺害し、自宅マンションに火を付けたとして、嘱託(しょくたく)殺人や現住建造物等放火などの罪に問われた元交際相手の少年(19)の裁判員裁判の初公判が29日、東京地裁(鈴木巧裁判長)で開かれた。被告の少年は「間違いありません」と起訴内容を認めた。少年にどのような処分を与えるかが争点。
 検察側冒頭陳述によると、少年と佐藤さんは平成28年7月ごろ交際を開始。昨年5月に妊娠を告げられ「(被告が)怒られるのを見るのは耐えられない。自分を殺してほしい」と依頼された、と指摘した。
 検察側は「被害者が火災で死亡したように見せかけるため、現場マンションを燃やそうと考えた」などとして、刑事処分が相当と主張。弁護側は「被告は自分も焼け死のうと思った」とし、保護処分を求めた。
 被告人質問で被告は「『お願い』と言われ、気づいたら腕に力が入っていた」と話した。
 起訴状によると、被告は昨年5月3日、佐藤さんの自宅マンションで、佐藤さんの首を腕で絞めて殺害し、翌4日に現場に火を付けたとしている。
 東京地検は鑑定留置の結果、刑事責任能力が問えると判断し、少年を東京家裁に送致。家裁は「短絡的で独り善がりの犯行。責任は非常に大きい」として、検察官送致(逆送)とする決定をしたため、成人の被告と同様に、裁判員裁判で審理されることとなった。