東京医科大、1次入試で女子を一律減点 説明なし、合格者3割に抑制 関係者「現場支えるのは男子」 - 産経ニュース

東京医科大、1次入試で女子を一律減点 説明なし、合格者3割に抑制 関係者「現場支えるのは男子」

 東京都新宿区の東京医科大=2日午後
 東京都新宿区の東京医科大=2日午前
 東京都新宿区の東京医科大学=5日午後
 東京医科大(東京都新宿区)の医学部医学科の一般入試で、女子受験生の点数を一律に減点するなどして合格者数を3割程度に抑制していたことが2日、同大関係者への取材で分かった。同大出身の女性医師が結婚や出産で離職し、系列病院の医師が不足する恐れを考慮した措置だったという。平成23年以降、募集要項などで受験生に説明のないまま行われていた。
 同大の入試は主にマークシート方式の1次試験と、面接や小論文などが課される2次試験があり、それぞれ通過者を決定する。大学関係者によると、毎年の入試で1次試験段階で女子受験生の点数を一定割合で一律に減点していたという。
 最終的な女子の合格者数を3割程度に抑え、男子が女子を上回るようにしていた。こうした措置は以前からあったというが、平成22年に女子合格者の割合が一時的に増えたため、23年以降は徹底していたという。
 ある大学関係者は「女性医師は出産や子育てで離職することが多く、系列病院では男性医師が現場を支えているのが実情だ」と説明。別の関係者は「どの医大でもやっていること。私大だからある程度の恣意的な選別はあってもいい」と話した。
 同大は「現在、事実確認を進めている」とした。
 同大をめぐっては7月、私立大学支援事業で便宜を図るよう依頼した見返りに、文科省前科学技術・学術政策局長の佐野太(ふとし)被告(59)=受託収賄罪で起訴=の息子の点数を加算して不正に合格させたとして、臼井正彦前理事長(77)と鈴木衛(まもる)前学長(69)が贈賄罪で在宅起訴されている。