【オウム死刑執行】高橋シズヱさん「被害は続いている」 - 産経ニュース

【オウム死刑執行】高橋シズヱさん「被害は続いている」

死刑が確定していたオウム真理教元幹部ら全員の刑が執行されたのを受け会見する、「地下鉄サリン事件被害者の会」の代表・高橋シズヱさん。汗を拭きながら会見に臨んだ=26日午前、東京都千代田区(寺河内美奈撮影)
オウム真理教の死刑囚の刑が執行されたとの報を受け、東京拘置所に集まった報道陣=26日午前、東京都葛飾区(松本健吾撮影)
オウム真理教の死刑囚の刑が執行。東京拘置所前に集まった報道陣と警戒する警察官=26日午後、東京都葛飾区(松本健吾撮影)
地下鉄サリン事件で、日比谷線「築地駅」前の路上で手当てを受ける被害者=1995年3月
地下鉄サリン事件で、路上に設けられた救護所= 1995年3月、東京・地下鉄日比谷線築地駅前
 「地下鉄サリン事件被害者の会」代表世話人の高橋シズヱさん(71)は26日、東京・霞が関の司法記者クラブで会見を開き、「13人の死刑が執行されても、被害はまだ続いている」と訴えた。
 報道などで執行を知り「緊張した」と振り返った。ある遺族に電話すると、「やっと娘の敵が討てました」との言葉が返ってきたという。「刑事司法としては終わったことになるかもしれないが、後遺症を抱える人、事件に触れられない遺族もいる。すごくつらい」と、被害者らの思いを代弁した。
 また、営団地下鉄(現・東京メトロ)霞ケ関駅助役だった夫の一正さん=当時(50)=が犠牲になった地下鉄サリン事件を挙げて、教団の恐ろしさを「日本だけでなく、世界中が感じた」と強調。同時に「23年もたち、なかなか現実に起こったことと想像できなくなっていることが恐怖」と危機感を示した。