アレフ、ひかりの輪施設周辺に混乱なく 「風化懸念」「ひとつの区切り」と周辺住民 

オウム死刑執行
オウム真理教の残りの死刑囚らの刑が執行された午前、アレフの関連施設前はひっそりとしていた=26日午前、東京都足立区(納冨康撮影)

 オウム真理教の元幹部ら6人の死刑が執行された26日午前、教団の後継団体「アレフ」が拠点を置く東京都足立区保木間の関連施設には報道陣が詰めかけたが、信者の出入りはなく、目立った混乱はなかった。施設の1階部分には高い塀があり、窓は全てカーテンがかかっていて、内部の様子は伺えなかった。

 地元で施設の立ち退き運動に10年以上携わっているという80代の女性は「最近は人の出入りもあまりないみたい」と話し、「若い人の中には事件を知らない人もいて、風化してしまうかと不安になる」と語った。

 アレフから分派した「ひかりの輪」本部施設(東京都世田谷区)では、警察官や公安調査庁職員ら数人が警戒にあたった。午前9時ごろに代表の上祐史浩氏がグレーのTシャツにグレーの長ズボン、サンダルのラフな姿で施設の外へ出てきたが、報道陣からの問いかけには終始無言のまま車の後部座席に乗り込んだ。

 マンション住民で「世田谷区をオウムから守る会」の小俣善紀会長は「事件を起こした13人全員の刑が執行されたことはひとつの区切り。今後も信者が社会に戻れるよう活動を続けたい」と話した。