林泰男死刑囚らの刑執行 7月6日の麻原彰晃元死刑囚に続き

オウム死刑執行
 オウム真理教幹部だった林泰男死刑囚

 松本・地下鉄両サリン事件などで計29人の犠牲者を出した一連のオウム真理教事件をめぐり、林(現姓・小池)泰男死刑囚(60)=仙台拘置支所=らの刑が執行されたことが26日、分かった。一連の事件での死刑囚は13人で、教祖の麻原彰晃元死刑囚=本名・松本智津夫=ら7人は7月6日に執行されていた。

 残る6人は、林死刑囚のほか、岡崎(現姓・宮前)一明(57)=名古屋拘置所▽横山真人(54)=同▽豊田亨(50)=東京拘置所▽広瀬健一(54)=同▽端本悟(51)=同=の各死刑囚。

 13人の死刑囚の確定順では、岡崎死刑囚が平成17年で最も速く、横山、端本、林各死刑囚が3~5番目、豊田、広瀬両死刑囚が7、8番目。

 法務省が執行を公表するようになった10年11月以降、1カ月の間で2回の執行は初めて。これは共犯者が執行されたことにより、残された死刑囚の精神状態を考慮しての措置とみられる。

 確定判決によると、教団は(1)元年11月、教団に反対の立場を取っていた坂本堤弁護士=当時(33)=ら家族3人を横浜市の自宅で殺害(坂本弁護士一家殺害事件)(2)6年6月、長野県松本市でサリンを散布し7人を殺害(松本サリン事件)(3)7年3月、東京都心を走る3路線5方面の地下鉄でサリンをまき12人を殺害(地下鉄サリン事件)-などの凶悪事件を次々に起こした。

 事件は麻原元死刑囚が主導。救済の名の下に麻原元死刑囚が日本国を支配しようという妄想の果ての犯行だった。林死刑囚ら6人はこの3事件のいずれかに関与。松本サリン事件と地下鉄サリン事件では、後に被害者が1人ずつ死亡し、一連の事件での死者は29人に上っている。