【オウム死刑執行】世田谷区のひかりの輪施設に上祐氏の姿 住民不安「解散し社会に戻って」 - 産経ニュース

【オウム死刑執行】世田谷区のひかりの輪施設に上祐氏の姿 住民不安「解散し社会に戻って」

オウム真理教の拠点となった東京都世田谷区南烏山の施設で車に乗り込む上祐史浩氏=6日午前、東京都世田谷区(佐藤徳昭撮影)
 オウム真理教の後継団体「アレフ」から分派した「ひかりの輪」が本部を置く世田谷区南烏山のマンション前には、6日朝から多くの報道陣や警察官が集まり、騒然となった。
 マンションには《我々はあのサリン事件を忘れない》《ひかりの輪・アレフ反対解散せよ》などと横断幕が掲げられ、近くの駐車場には「烏山地域オウム真理教対策住協議会詰所」と書かれたプレハブも。午前10時20分ごろには、教団元幹部でひかりの輪代表の上祐史浩氏がワイシャツ姿でマンションの外に出てきたが、報道陣の問いかけには無言のまま、関係者が運転するワゴン車に乗り込んでその場を立ち去った。
 同マンションの住民で、「世田谷区をオウムから守る会」の小俣善紀会長(78)はテレビニュースで死刑執行を知ったといい「驚いている。むしろ遅いくらいだった。法の裁きを受けたことは、正しいことだと信じている」と話した。
 小俣さんによると、信者らが同マンションに引っ越してきたのは平成12年の冬ごろ。一時はマンションと周辺のアパートなどで200人近い信者らが活動していたといい、小俣さんは「不安がなかったと言えば嘘になる」と振り返る。
 その後、アレフ本部が足立区に移転し、近くのアパート2棟は解体されたが、現在もマンションでは約10人のひかりの輪信者が暮らしているという。
 普段は交流はないが、たびたび連れだって長野市の善光寺や山形県の出羽三山に出かけていく姿を見かけるといい、小俣さんは「信者たちには早く目を覚まし、解散して社会に戻って来てほしいと願っている」と話した。