セクハラ疑惑の高橋都彦狛江市長が辞任表明 謝罪意向も疑惑については譲らず「文化的ギャップ」 

 
記者会見で辞職の意向を表明する東京都狛江市の高橋都彦市長=23日午前、狛江市役所

 複数の女性職員にセクハラをしたとされる疑惑をもたれている東京都狛江市の高橋都彦市長(66)が23日、記者会見し、「受け手がハラスメントといえば率直に認めざるを得ない」と述べ、改めて辞職する意向を表明した。セクハラ被害を受けたとして、同市に抗議文を出した女性職員に謝罪するという。ただ、これまで同様、自らのセクハラ行為への認識については否定し、「文化的ギャップがあったかもしれない」などと持論を展開した。

 この日午前10時ごろ、大勢の報道陣が詰めかけるなか、会見に臨んだ高橋市長は冒頭、「ハラスメントというのは受け手がハラスメントと思えばハラスメントになり、それを認めざるを得ない。今回、勇気を持って、女性が名乗り出てハラスメントと主張されているので率直にこれをハラスメントと認め、謝罪したい」と述べた。

 その上で「市政をこれ以上、混乱させたくない」などと述べ、支援者と相談して2週間以内に辞職する意向を表明した。

 ただ、セクハラ行為については「性的関心を持って女性職員と接したことはない」「セクハラにあたる行為をしたという認識や心当たりはない」と繰り返すなど、これまで同様、自らのセクハラ行為については否定的な見解を表明した。

 疑惑は、共産党市議が市への情報公開請求で「口をつけたグラスのお酒を飲まされた」などと記されたセクハラ相談に関する文書を入手して発覚した。

 被害を受けたとする職員との認識のずれが生じていることについて、高橋市長は自らが献杯文化を持つ九州出身だとした上で「文化的、年代的ギャップがあったかもしれない」と分析した。

 疑惑をめぐっては、市長が女性職員2人に対し「腰に手を回したり、手を握ったりするセクハラ行為が確認できた」とする調査結果を水野穣副市長らが公表し市長に辞職を迫っていた。

 23日の市長会見前、取材に応じた水野副市長は「4人に実名で抗議させる事態になったことは市の不徳の致すところで、セクハラの再発防止に努めたい」と話した。