狛江市長セクハラ疑惑、副市長らとの溝埋まらず - 産経ニュース

狛江市長セクハラ疑惑、副市長らとの溝埋まらず

報道陣の取材に応じる東京都狛江市の高橋都彦市長=22日午前、市役所
報道陣の取材に応じる東京都狛江市の水野穣副市長(左)と石森準一参与=22日午前、市役所
 東京都狛江市の高橋都彦(くにひこ)市長(66)が複数の女性職員にセクハラをしたとされる疑惑で、狛江市は22日、市長や市幹部が出席する定例の庁議を開催した。高橋市長は被害者とされる女性への水野穣(みのる)副市長らの聴取が高圧的だったのではないかなどの点をただしたが、水野副市長らは「高圧的ではなかった」と返答。高橋市長と市長の辞職を求める水野副市長らとの溝は埋まらず、議論は平行線をたどった。
 報道陣の取材に応じた高橋市長によると、この日の庁議で高橋市長は「虚偽の報告にはペナルティーを科すこともある」との自身の3月の記者会見での発言について、翌朝すぐに取り消したにもかかわらず「(副市長らは)職員に対する不安をあおり過ぎではないか」と指摘。また、市長を支える立場の副市長が、過去のセクハラ問題で市長の辞職を求めるのは「信義則違反だ」として副市長らの見解を求めたという。高橋市長は「いずれの質問にも十分な回答が得られなかった」と話した。
 一方、水野副市長と石森準一参与も庁議後、取材に対応。水野副市長は高橋市長のペナルティーについての発言で「庁内に衝撃が走り、市長というより、市、職員を守るために行動を起こさなければならないと感じた」と述べた。
 また、セクハラ被害に関する調査を受けた女性の1人が「セクハラを受けておらず、(市側に)相談もしていない」と副市長に抗議していることをめぐり、平成28年5月から、当時の担当者の備忘録にこの女性から相談を受けた記録があることを明らかにした。
 それによると、高橋市長から「手を触られた」「『好きだ』などとメールが入ることがあった」といった記述があったという。