ノーベル文学賞の見送り検討 選考主体にセクハラ疑惑

 

 【ロンドン=岡部伸】ストックホルムからの報道によると、セクハラや情報漏洩(ろうえい)スキャンダルの渦中にあるノーベル文学賞の選考主体スウェーデン・アカデミーが、今年の文学賞授与を見送るべきか否かを検討している。

 スウェーデン・アカデミーのオルソン暫定事務局長は、「延期を検討している。近くお知らせすることになる」と語り、今年の文学賞授与を延期する可能性があることを示唆した。

 アカデミー内には通常通り選考すべきだとの意見もあり、26日の会合では結論が出ず、来月も引き続き協議する。もし見送りになれば、翌年に持ち越され、来年10月に2人の受賞者が発表される可能性があるという。元会員は「ノーベル文学賞にとって最善を図るなら、賞の授与を1年先送りにするのが最も良いのかもしれない」と述べた。