「手持ちは?」カネに執着 白石容疑者と西中さん、LINE130回やり取り

座間9遺体

 9人の被害者のうち、唯一の男性だった西中匠吾さんと、白石隆浩容疑者の事件直前の詳細なやり取りが明らかになった。計約130回にわたる無料通信アプリ「LINE(ライン)」のやり取りからは、白石容疑者が金銭に執着し、一度は自殺を思い直した西中さんを言葉巧みに自宅へ誘い出した様子が浮かび上がってきた。

 西中さんは昨年8月13日、知人の三浦瑞季さんとともに白石容疑者と初めて会い、その後、ラインでやり取りを続けていたとみられる。白石容疑者は西中さんに、自殺を手伝うと申し出ていたとみられ、失踪直前の同月28日、西中さんが「明日でお願いできませんか」などと相談したのに対し、「お給料は入りましたか」「手持ちは」などと金銭面について確認するようなメッセージを執拗に送っていた。

 またこの日、三浦さんについて「先に逝かれましたよね」と西中さんが尋ねたのに対し、白石容疑者は「ツイッターで色々な方と連絡を取っていたから、そうかもしれませんね」などとはぐらかしていた。

 翌29日には、白石容疑者が具体的な待ち合わせ場所を提示。その後、2人はラインの音声通話の機能を使って話していたとみられ、通話後に西中さんから「これからちゃんと生きていきます」などと自殺を思い直したようなメッセージが送られていた。白石容疑者はこれに対し、「がんばれると思うよ」などと励ました後、食事に誘っていた。

 西中さんが三浦さんのことを尋ねたことで、白石容疑者は三浦さん殺害が発覚すると思い、西中さんを食事に誘って自宅に招き、殺害したとみられる。