ツイッター経由、模倣に警鐘

座間9遺体
白石隆浩容疑者(ツイッターから)

 座間9遺体事件以降も、ツイッター上で家出や自殺などの願望を書き込んだ未成年者が犯罪被害に遭うケースは相次いでいる。白石隆浩容疑者を“模倣”したような事件も起きており、専門家は警鐘を鳴らす。

 昨年11月、ツイッターに家出願望を書き込んだ少女の誘拐容疑で北海道警に逮捕された30代の札幌市の男は「座間事件を参考にした」と供述。今月3日、自殺願望を投稿した少女への殺人未遂容疑などで警視庁に逮捕された男(28)は「(事件を)まねたわけではない」と話したが、自殺を手伝う名目で誘い出す手口などは酷似していた。

 警察庁によると、インターネットの交流サイト(SNS)などを利用して犯罪に巻き込まれた18歳未満の未成年の数は平成28年に1736人と過去最多を記録。ツイッターに起因した被害者は446人(前年比97%増)で、約4分の1を占めた。事件を受け、ツイッター社は昨年11月、自殺を誘因する投稿を禁止。また政府も同年12月、自殺を誘引する投稿の監視態勢を強化するなどの方針を決定した。

 サイバー犯罪に詳しい神戸大大学院の森井昌克教授は「タイムリーに投稿に反応でき、1対1のやり取りもできるツイッターは悪用されやすい。危険性について利用者の教育が重要だ」と指摘している。