田村さん殺害方法、詳細に供述 気絶させ結束バンドで拘束

座間9遺体
白石隆浩容疑者

 田村愛子さんと白石隆浩容疑者との事件直前のやりとりや、田村さんの殺害方法の詳細が明らかになった。ツイッターで知り合ってから1カ月で田村さんを自宅へ誘い込み、抵抗する田村さんを気絶させた上で暴れないよう結束バンドで手足を拘束し、殺害していた。

 捜査関係者によると、白石容疑者の携帯電話などを解析した結果、田村さんとの最初の“接点”は、9月20日のツイッターでのやりとりだった。「だれか一緒に死んでくれる方いましたらdm(ダイレクトメッセージ)ください」。田村さんがこう書き込んだのに対し、白石容疑者は「まだ一緒に死ぬ相手をお探しですか」と返信。2人はその後、無料通信アプリの「カカオトーク」などで連絡を取るようになった。

 次に白石容疑者が田村さんに連絡を取ったのは、10月2日。自殺を考えていた田村さんに、「手伝う」などと申し出ていたとみられる。そして事件当日の23日、「八王子駅で会いましょう」と田村さんを誘い出していた。

 田村さんはこの誘いに応じ、同日午後1時40分ごろには、JR八王子駅で待ち合わせる2人の姿が防犯カメラで確認されている。2人はその後電車を乗り継ぎ、約1時間後にアパート最寄りの小田急線相武台前駅に到着。改札を出ると、2人はそのまま白石容疑者のアパートへと向かった。

 「身の上話をして落ち着いたところで、隙をみて襲った」。白石容疑者は抵抗する田村さんの首を絞めて気絶させると、ロフトにかけたはしごの上段にロープの一端をくくりつけ、もう一端を輪状にして首をかけた。さらに、両方の手首と足首を結束バンドで縛って意識が戻っても暴れられないようにし、そのまま窒息死させたとみられる。

 捜査関係者によると、室内から押収された複数の証拠品から田村さんのDNA型が検出されているという。警視庁高尾署捜査本部は今後、こうした証拠品を精査するなどして供述の裏付けを進める。