遺体収納のクーラーボックス「買い足した」 室内に空箱、10人目以降の殺害も計画か

座間9遺体
9人の遺体が発見された白石隆浩容疑者が住んでいたアパート=9日午前、神奈川県座間市(寺河内美奈撮影)

 神奈川県座間市のアパートから9人の切断遺体が見つかった事件で、死体遺棄容疑で逮捕された白石隆浩容疑者(27)が遺体を入れていたクーラーボックスについて、「途中で買い足した」と話していることが9日、捜査関係者への取材で分かった。室内からは空の収納容器が1箱見つかっており、警視庁高尾署捜査本部は白石容疑者が計画的に犯行を重ね、10人目以降の殺害も計画していた疑いがあるとみて調べている。

 捜査本部はこれまでに、白石容疑者のアパートから、クーラーボックスと大型の収納容器計8箱を押収。7箱には切断された9人の頭部や約240個の骨などが入っていたが、1箱は何も入っていなかった。

 捜査関係者によると、白石容疑者はこれらの箱について、「1人目を殺害した後に初めて購入し、数箱ずつ買い足した」などと供述。室内にある中型の冷蔵庫からも血液反応が出ており、一時的に冷蔵庫の中でも遺体を保管していたとみられる。

 また、白石容疑者が9人以外にも、ツイッターで知り合った複数の女性と連絡を取り合っていたことも分かっている。事件発覚直前まで電話やメッセージのやりとりをしていたという千葉県の女性(21)は、白石容疑者から「全財産をくれたら殺してあげる」などと言われたという。女性は10月31日に白石容疑者と会う約束をしていたが、30日に警視庁の捜査員が白石容疑者の自宅を訪れて事件が発覚。「自分が10人目の被害者になっていたかもしれない」と取材に話した。

 白石容疑者は調べに、「8月末に1人目を殺し、2カ月で9人を殺害した」などと供述。9人のうち、これまでに1人の身元が判明しており、捜査本部は残る8人の身元の特定を進めている。