「何人殺せば死刑になるか」 白石容疑者のスマホに検索履歴

座間9遺体
白石隆浩容疑者(ツイッターから)

 神奈川県座間市のアパートから9人の切断遺体が見つかった事件で、死体遺棄容疑で逮捕された白石隆浩容疑者(27)が事件前、インターネットで「何人殺せば死刑になるか」などと検索していたことが9日、捜査関係者への取材で分かった。白石容疑者のスマートフォンを解析した結果、検索履歴が残っていた。警視庁高尾署捜査本部は白石容疑者が当初から、複数の人物の殺害を念頭に犯行を計画していた可能性があるとみて調べている。

 捜査関係者によると、「死刑」に関する検索履歴が残っていたのは8月中旬以降。ほかに「自殺幇助(ほうじょ)」「嘱託殺人」などの言葉や、神奈川県内の自殺の名所などを検索した痕跡があった。現場アパートに入居した同月下旬ごろには、遺体の解体方法について複数のサイトを閲覧していた。

 また、白石容疑者が遺体を入れていたクーラーボックスについて、「途中で買い足した」と話していることも判明。室内からは空の収納容器が1箱見つかっており、捜査本部は白石容疑者が10人目以降の殺害も計画していた疑いがあるとみて調べている。

 白石容疑者は9人以外にも、ツイッターで知り合った複数の女性と連絡を取り合っていたとみられる。事件発覚直前まで電話やメッセージのやりとりをしていたという千葉県の女性(21)は、白石容疑者から「全財産をくれたら殺してあげる」などと言われたという。女性は10月31日に白石容疑者と会う約束をしていたが、30日に警視庁の捜査員が白石容疑者の自宅を訪れて事件が発覚。「自分が10人目の被害者になっていたかもしれない」と取材に話した。

 9人のうち、これまでに1人の身元が判明しており、捜査本部は残る8人の身元の特定を進めている。