「3月から自殺関連ツイート」 保釈後…人生への絶望、凶行引き金か

座間9遺体
白石隆浩容疑者(ツイッターから)

 死体遺棄容疑で逮捕された白石隆浩容疑者は、風俗店のスカウトで違法行為に関わったとして逮捕され、保釈された直後の今年3月ごろから、ツイッターで自殺に関する書き込みを開始。有罪判決が確定した6月には周囲に「死にたい」とほのめかしていた。当初から自殺願望の女性を“物色”していたのか。刑事訴追されたことへの悩みや絶望が背景にあったのか。警視庁高尾署捜査本部は凶行へと走った経緯を調べている。

 白石容疑者は今年2月、売春させると知りながら風俗店に女性を紹介したとして、職業安定法違反容疑で茨城県警に逮捕された。それまで住んでいた東京・池袋の自宅を引き払い、3月に保釈されてからは神奈川県座間市内の実家に身を寄せていた。白石容疑者は「保釈された3月ごろから、ツイッターで自殺願望のある人たちと連絡を取るようになった」などと供述。自殺に関心のある女性と接触を始めていた可能性がある。

 白石容疑者は6月に懲役1年2月、執行猶予3年の有罪判決が確定する。このころ父親に、「生きていても意味がない」などと話し、再就職先の派遣会社の登録も取り消すなど絶望感がうかがえる。

 有罪判決確定から2カ月後の8月中旬ごろには行動がエスカレートする。現場アパートへの転居を決め、のこぎりやロープなどの道具を準備していたといい、この間に遺体の解体を含む具体的な犯行を計画していたとみられる。

 白石容疑者はこれまで、動機について「楽して生活したかった」「金銭目的もあった」などと供述。ただ、被害者から奪ったとする金額に数百円~50万円とばらつきもあり、捜査本部は犯行に至った経緯を慎重に調べている。