「楽して暮らしたかった」と被害者から金品奪う?「解体方法、ネット検索」「複数サイト参考」9人全員の身元判明

座間9人遺体

 神奈川県座間市のアパート一室から9人の遺体が見つかった事件で、警視庁高尾署捜査本部に死体遺棄容疑で逮捕された白石隆浩容疑者(27)が「最初の犯行前に遺体の解体方法をインターネットで検索し、(ロープなどの)道具も準備した」との趣旨の供述をしていることが6日、捜査関係者への取材で分かった。犯行の計画性がさらに強まった。また、遺体の1人が東京都八王子市の田村愛子さん(23)であることもDNA型鑑定などから同日判明した。事件で身元が確認されたのは初めて。

 捜査関係者によると、白石容疑者は検索した時期について、「犯行前に加え、犯行期間中にも行った。複数のサイトを参考にした」などと話しているという。調べに田村さんを殺害したことを認める供述をしており、捜査本部は容疑が固まり次第、田村さんへの殺人容疑で再逮捕する方針。

 また、身元特定の手がかりが得られていなかった1人が、埼玉県の女性(26)である可能性も判明。これで9人全員の身元情報が浮上した。捜査本部が身元の確認を急いでいる。

 捜査本部によると、田村さんは白石容疑者とツイッターなどでやり取りしており、10月23日、JR八王子駅と白石容疑者の自宅アパート近くの小田急線相武台前駅で、白石容疑者と一緒にいる姿が確認された後、行方不明になった。アパートからは、田村さんのものとみられるショルダーバッグなどが見つかっていた。

 有力物証から、他に被害者の可能性が高い女性は、福島県の県立高3年生(17)▽群馬県の県立高1年生(15)▽埼玉県の県立高2年生(17)▽埼玉県の私大2年生(19)▽神奈川県のアルバイト女性(25)-の5人。失踪時期などから、神奈川県の男性(20)と女性(21)、埼玉県の女性(26)の3人も被害者の可能性がある。

 一方、白石容疑者が調べに「楽して生活したかった」と供述していることも分かった。捜査本部は金銭も犯行動機の一部だったとみて、事件の全容解明を進めている。