被害者?女子高生の知人ら「とにかく無事でいて」

座間9人遺体
送検される白石隆浩容疑者=1日午前、東京都八王子市(納冨康撮影)

 神奈川県座間市のアパートで9人の遺体が見つかった事件は、被害者1人の身元が確認され、新たな展開を迎えた。一方、残る8人の多くは手掛かりが見つかるなどしたものの、身元特定には至っていない。事件に巻き込まれた可能性が残る行方不明者の知人らは、産経新聞の取材に、「とにかく無事でいてほしい」と口をそろえた。

 取材に応じたのは、警視庁高尾署捜査本部が事件との関連を捜査している埼玉県の女子高生(17)と、群馬県の女子高生(15)の複数の知人。

 捜査関係者によると、白石隆浩容疑者の自宅から見つかった身分証などの所持品や、携帯電話の位置探査の記録などを精査した結果、2人が事件に巻き込まれた可能性が浮上。捜査本部が身元の確認作業を進めている。

 群馬県の女子高生の複数の知人によると、小学校ではバレエに打ち込み、中学校では演劇部に所属。動物が好きで、自宅の猫をかわいがっていたという。

 小中学校で同級生だったという女性は「勉強もできて性格は真面目。不登校になることもなく、悩んでいる様子もなかった」と話し、安否を気遣った。

 一方、埼玉県の女子高生と幼稚園から同級生だという男性によると、女子高生は中学校時代、合唱部での活動に熱心に取り組んでいた。温厚な性格で、漫画や小説が好きだったという。

 この男性は「(事件に巻き込まれた可能性を知り)びっくりして、頭が真っ白。言葉が出ない」と述べ、無事の再会を願った。

 幼少期から女子高生を知っているという主婦も「最近はラーメン店でのアルバイトを頑張っていた。弟の面倒をよく見る優しいお姉ちゃんです」と心配げな表情を浮かべていた。