被害者に埼玉19歳女子大生と神奈川25歳女性か 群馬女子高生も 8人特定へ

座間9人遺体

 神奈川県座間市のアパート一室から9人の切断遺体が見つかった事件で、9人の中に埼玉県の女子大生(19)と神奈川県の女性(25)、群馬県の女子高生が含まれている可能性があることが5日、捜査関係者への取材で分かった。警視庁高尾署捜査本部は6人について身分証などから有力な手掛かりを得ており、残る3人のうち男女2人も年代や居住地などの情報がある。捜査本部が特定を進める8人の概要が判明した。

 捜査関係者によると、手掛かりがある6人は、福島県の女子高生▽群馬県の女子高生▽埼玉県の女子高生▽埼玉県の女子大生(19)▽東京都八王子市の女性(23)▽神奈川県の女性(25)-とみられる。神奈川県の20代男性とその知人女性の身元情報も捜査本部は得ている。捜査本部は残る女性1人について捜索願を精査するなど確認作業を進めるとともに、DNA型鑑定などで9人の身元確認を急ぐ。

 一方、白石隆浩容疑者(27)=死体遺棄容疑で逮捕=が「女性を誘い出し、殺害する目的で部屋を借りた。ロフトにくくりつけたロープに首をつるして殺した」との趣旨の供述をしていることも判明。説明通りなら部屋を借りる8月下旬以前に殺害を決意したことになるが、供述は変遷しており、捜査本部は慎重に裏付けを進める。

 白石容疑者は9人以外でツイッターで接触した女性に「ロフトがあると首つりが簡単にできる」などと話して部屋に誘っていた。調べに対し「酒や睡眠薬を飲ませてリラックスしたところを襲った」などと供述。部屋からはロープ2本や結束バンド、睡眠薬が見つかった。一方で、「(9人の中に)本当に死にたいという人はおらず、殺害を依頼されてはいなかった」とも話しているという。