白石容疑者「財産くれたら殺してやる」 接触女性、電話口で「うめき声聞いた」

座間9遺体
白石隆浩容疑者がSNSを通じて知人女性に送った自身の画像

 神奈川県座間市のアパートで9人の切断遺体が見つかった事件で、死体遺棄容疑で逮捕された白石隆浩容疑者(27)が、9人以外にもツイッターで知り合った千葉県内の女性(21)に「全財産をくれたら殺してあげる」と持ちかけていたことが2日、分かった。女性が同日、産経新聞の取材に応じた。女性は白石容疑者と電話で話をしたこともあり、電話越しに女性のうめき声が聞こえたことがあるとも証言した。

 捜査関係者によると、白石容疑者はツイッターで「首吊り士」など複数のアカウントを所持。自殺の手助けをほのめかし、反応のあった相手に対して、「LINE(ライン)」や「カカオトーク」などの無料通信アプリでやりとりを続けていたとみられる。

 女性は9月上旬、ツイッターで「一緒に死ねる方募集」などと書き込んだところ、白石容疑者から「一緒に死にますか?」などと返信があった。その後、無料通信アプリで連絡を取り合うようになった。最初は自殺の相談だったが、10月に入り、「人を殺したことがある」「全財産をくれたら殺してあげる」などと告げられた。

 白石容疑者は逮捕後の調べに「金銭目的もあった」と供述しており、信憑性が一定程度、裏付けられた。

 女性との最後の通信は事件発覚前日の10月29日だった。女性は「自分も被害者になっていたかもしれない」と話した。

 捜査関係者によると、行方不明になっている東京都八王子市の女性(23)もツイッターで白石容疑者と連絡をとったあと、無料通信アプリでやりとりしていたとみられ、警視庁高尾署捜査本部が通信履歴の解析を進めている。

 白石容疑者は8月22日以降、カップルを含む10~20代の9人を殺害し、遺体を切断して遺棄したと供述。室内からは女性8人、男性1人とみられる切断された頭部や、約240個の手や脚の骨が見つかった。