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【シリア情勢】ロシアとイラン、トルコの3カ国協議物別れ 大規模攻撃の懸念強まる

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【シリア情勢】
ロシアとイラン、トルコの3カ国協議物別れ 大規模攻撃の懸念強まる

握手する(左から)ロシアのプーチン、イランのロウハニ、トルコのエルドアン各大統領=7日、テヘラン(AP) 握手する(左から)ロシアのプーチン、イランのロウハニ、トルコのエルドアン各大統領=7日、テヘラン(AP)

 【カイロ=佐藤貴生】シリア北西部イドリブ県でアサド政権が反体制派武装勢力への大規模攻撃を準備している問題で、ロシアとイラン、トルコの首脳協議が不調に終わり、北部の都市アレッポでの凄惨な激戦が再現されかねないとの懸念が強まっている。国連は関係国と相次いで協議する予定で、戦闘回避に向けた努力が続いている。

 7日に行われた3カ国の首脳協議では、シリアに隣接し、避難民の大量発生を懸念するトルコが自制を求めたが、ロシアとイランが政権側を支援する方針を示して物別れに終わった。

 協議後に発表された共同声明ではイドリブに関する具体的な対応は明示されなかった。ロシア軍は7日にもイドリブで空爆を実施。大規模攻撃に向けた地ならしとの見方も出ている。

 イドリブにはシリア国内各地での政権側との撤退交渉を経て、多数の反体制派武装勢力が集められており、「第2のアレッポになる」(国連のデミストゥラ特使)といった懸念が以前から出ていた。

 アレッポでは内戦発生翌年の2012年、政権側と反体制派の戦闘が激化し、ロシア軍の空爆支援により政権側が16年末に全域を制圧した。市街東部の反体制派支配地域で多数の民間人が取り残され、生活物資が届かない危機に陥った。

 国連は今月10、11日、ロシアとイラン、トルコの代表との会談を開き、14日には米英仏独とエジプト、サウジアラビア、ヨルダンの7カ国の代表との会談を主催する見通しだ。

 ただ、内戦に関与しているロシアなど3カ国の溝も埋まっておらず、実効性ある合意に至るとは考えにくい。攻撃準備を進めるアサド政権に同調するロシアに対し、非難が相次ぐ事態も予想される。

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