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露、シリア反体制派拠点を空爆 米も軍事攻撃示唆で緊迫

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露、シリア反体制派拠点を空爆 米も軍事攻撃示唆で緊迫

 ロシアにとってシリアは中東で屈指の友好国で、アサド政権の存続は外交・軍事戦略上の重要目標だ。2015年にロシアが内戦に介入した後、劣勢だった政権軍はロシアの空爆支援で勢いを取り戻し、国土の6割を支配するともいわれる。ロシアはシリア西部タルトスの海軍基地に加え、内戦を通じて北西部ラタキア近郊のヘメイミーム空軍基地の使用権も獲得した。

 アサド政権の存続は既成事実となりつつあり、一定の成果を得たロシアは内戦長期化による戦費増大や兵力損失を避けたい考えだといわれる。イドリブの戦闘に加わる方針を示す一方で、米国などに対し、巨額の負担が予想される内戦後のシリア復興を共同で行うよう提案したとの報道もある。

 イドリブには数万人の反体制派武装勢力が割拠しているとされ、大規模な戦闘が長期にわたり展開される恐れが強い。イドリブと国境を接するトルコは難民を受け入れない態度を示しており、逃げ場のない住民が多数発生するとの懸念が強まっている。戦闘にはアサド政権を支援するイランも加わる見通しで、関係諸国の調整がつかないまま大規模戦闘が始まれば、「(内戦では)未曽有の人道的な緊急事態」(国連当局者)が起きるとの指摘もある。

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