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米、パキスタン支援を停止 対テロ取り組みに不満、カーン新政権と関係悪化も

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米、パキスタン支援を停止 対テロ取り組みに不満、カーン新政権と関係悪化も

パキスタンのカーン首相=8月24日、イスラマバード(AP) パキスタンのカーン首相=8月24日、イスラマバード(AP)

 【ワシントン=黒瀬悦成】米主要メディアは2日までに、米国防総省がパキスタンへの軍事支援3億ドル(約330億円)の打ち切りを決めたと報じた。パキスタンに拠点を置いて隣国アフガニスタンでテロ活動を展開するイスラム武装勢力に対する取り組みが不十分だと判断したためだとしている。トランプ政権と先月発足したパキスタンのカーン政権との関係が険悪化する事態も予想される。

 今回打ち切られるのは、米国とテロとの戦いで連携する各国のテロ対策を支援する「有志連合支援資金」からの今年度の拠出金。トランプ政権は今年1月にも軍事支援を停止する方針を発表していたが、当時はパキスタンが対テロ政策の取り組みを改めれば支援を再開する意向を示していた。

 しかし、国防総省当局者がロイター通信に語ったところでは、今回は「マティス国防長官が停止を決断した」としている。

 ポンペオ国務長官は今月5日にパキスタンを訪問し、カーン首相らパキスタン指導部と会談する。トランプ政権はポンペオ氏の訪問に際し、カーン政権が武装勢力の掃討に本腰を入れるよう改めて圧力をかけるとみられる。

 国防総省当局者によると、議会の承認を得られ次第、3億ドルは「他の優先用途」に振り向ける。ただ、パキスタンは来年度の支援資金を得る資格は維持しており、パキスタンの対応次第では、来年度は支援が再開される可能性もある。

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