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NAFTA再交渉 「カナダ抜き」難関 米議会 2国間協定は否定的

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NAFTA再交渉 「カナダ抜き」難関 米議会 2国間協定は否定的

取材に応じるカナダのフリーランド外相=28日、ワシントン(ロイター) 取材に応じるカナダのフリーランド外相=28日、ワシントン(ロイター)

 【ワシントン=塩原永久】カナダのフリーランド外相は28日、北米自由貿易協定(NAFTA)再交渉のため米国、メキシコの交渉官とそれぞれ会談した。米メキシコが2国間で先行合意し、カナダの対応が焦点となっているが、トルドー首相は安易な譲歩には慎重だ。また米議会ではカナダ抜きの合意による協定改定に否定的な意見が多く、NAFTA改定に向けた壁は依然として高い。

 フリーランド氏は28日、米ワシントンで米通商代表部(USTR)のライトハイザー代表と協議後、「とてもよい建設的な議論だった」と述べた。フリーランド氏はメキシコとの協議にも臨んだ。

 一方、ロイター通信によると、トルドー氏は28日、乳製品を中心に国内産業を保護する制度をめぐって、「(制度を)守る私の立場は変わっていない」と言及。米メキシコ合意を軸とした協議にカナダが加わっても、安易に妥協に応じない姿勢を示唆した。

 27日に発表された米メキシコの合意では、自動車関税をゼロとする域内での部品の調達割合を75%に引き上げるなど、米国の要求に沿った内容が盛り込まれた。トランプ米大統領はカナダを含めた月内の最終合意を目指し、カナダの農産物の関税が高すぎるとの批判を展開。NAFTAの現行協定を「カナダ抜き」の米メキシコ合意に基づく2国間協定に置き換える考えを示唆し、米メキシコ合意の内容に同意するようカナダに迫っている。

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