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【ロシアを読む】ロシア3姉妹の父親殺害が異例の大報道 犯行経緯に同情集まるも警鐘も…

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【ロシアを読む】
ロシア3姉妹の父親殺害が異例の大報道 犯行経緯に同情集まるも警鐘も…

 日本と比べ、ロシアでは殺人事件のニュースを目にする機会が少ない。毎日のように殺人が報じられる日本より治安がいいのかと思いきや、さにあらず。ロシア人に聞くと、「殺人なんて日常茶飯事でニュースにならない」とのことだ。実際に近年の統計でも、人口10万人当たりの殺人発生件数は10件を超え、日本の30倍以上とされる。

 そんなロシアで例外的に大きく報道されている殺人事件がある。モスクワで7月末、57歳の父親を10代の娘3人が殺害したという事件だ。薬物中毒の父親による長年の暴力や性的虐待などに苦しんだ末の犯行だったと伝えられ、同情を呼んでいる。

 ロシア国営テレビや国営タス通信などによると、父親のミハイル・ハチャトゥリアン氏を殺害した疑いで逮捕されたのは、長女のクリスチーナ(19)、次女のアンゲリーナ(18)、三女(17)=未成年=の3姉妹の容疑者。逮捕後、3人が「私たちはただ一つのことを望んだ。父親が消え、二度と戻ってこないことを。だから3人で殺した」などと供述し、事件に至った経緯に注目が集まった。

 近隣住民や一家の知人の話では、ハチャトゥリアン氏はヘロイン中毒者で、犯罪組織と関係を持ち、マフィアのボスのようだったという。3姉妹の母親は同氏からの暴行に耐えかねて家を出た。長男(20)も同氏に家を追い出されていた。

 姉妹の供述などによると、ハチャトゥリアン氏は姉妹をほとんど学校に通わせず、頻繁に暴力を振るっていたほか、数年にわたって性的虐待をしていた。姉妹の一人が虐待後に自殺を図ったこともあった。同氏が外出する際は、自宅に設置したカメラで姉妹が逃げ出さないか監視し、「虐待を口外したら殺す」などと脅していたという。

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