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ベネズエラがデノミ実施 インフレ対策で10万分の1に切り下げ

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ベネズエラがデノミ実施 インフレ対策で10万分の1に切り下げ

 南米ベネズエラ政府は20日、通貨ボリバルからゼロを五つ取り、10万分の1に切り下げるデノミネーション(通貨呼称単位の変更)を実施した。ハイパーインフレ対策の一環。政府は混乱を避けるためにデノミ初日の20日を休日とした。このため銀行は営業せず、新紙幣の本格的な流通は21日以降になるとみられる。

 反米左翼マドゥロ大統領は今月17日、デノミに合わせて9月1日から月額最低賃金を現在の約35倍の1800ボリバル(非公式レートで約3300円)に引き上げると発表。エコノミストのエンケル・ガルシア氏は地元メディアに「企業は賃金上昇に対応するため急激な値上げを余儀なくされる。物価は6~10倍に上昇するのではないか」と予測した。

 ベネズエラは社会主義的な政策を取る一方で、石油生産の落ち込みなどから財政難に陥り生活必需品の輸入が停滞。物不足などで物価が上昇する一方で通貨は下落し、コーヒー1杯のが旧通貨では200万ボリバル以上となっていた。(共同)

 

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