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アフガン内戦、攻勢強めるタリバン 軍事施設占拠、対米和平交渉で主導権狙う

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アフガン内戦、攻勢強めるタリバン 軍事施設占拠、対米和平交渉で主導権狙う

15日、アフガニスタン・ガズニでタリバンの攻撃を受けて焼損した店の前に立つアフガンの男性ら(AP) 15日、アフガニスタン・ガズニでタリバンの攻撃を受けて焼損した店の前に立つアフガンの男性ら(AP)

 【ニューデリー=森浩】内戦が続くアフガニスタンで、イスラム原理主義勢力タリバンが大規模攻勢を展開している。一部では政府の軍事施設が完全に占拠される事態となった。和平交渉再開に向けた機運が芽生えつつある中、タリバン側には攻勢を強化することで優位な立場を確保したい思惑があるようだ。

 6月に政府軍とタリバンの間で一時休戦が成立した後、大規模な衝突は起きていなかったが、事態が動いたのは9日深夜のことだ。タリバンが南東部ガズニ州の州都ガズニに一斉攻撃を仕掛け、政府軍兵士や市民ら200人以上が犠牲となった。

 タリバンは12日には北部ファルヤブ州で軍事施設を攻撃し、政府軍兵士17人が死亡。ガズニでの戦闘に兵が割かれ警備が手薄になった結果、施設は占拠され、弾薬などが奪われたという。北部バグラン州でも14日に軍事施設を襲撃し、政府軍兵士ら45人が死亡した。

 攻勢の背景にあるのが、2015年7月以降、中断している和平交渉の再開に向けた動きだ。タリバンはアフガン政府を正当な政府として認めておらず、政府の後ろ盾である米国との直接の対話を要求してきた。

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