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【激動・朝鮮半島】米国、対北制裁関連で中露などの企業を制裁対象に追加

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【激動・朝鮮半島】
米国、対北制裁関連で中露などの企業を制裁対象に追加

 【ワシントン=黒瀬悦成】米財務省は15日、国連安全保障理事会の制裁決議に違反し、北朝鮮にたばこやアルコール類を輸出したなどとして、中国とシンガポール、ロシアの企業計3社と、ロシア企業の代表1人を制裁対象に追加すると発表した。米国内の資産が凍結され、米企業との取引が禁じられる。北朝鮮の核・弾道ミサイル開発の資金を断つのが狙い。

 制裁対象になった3社のうち、中国・大連の貿易会社とシンガポールに拠点を置く同社の関連会社は、年間10億ドル(約1100億円)規模のたばこやアルコール類を北朝鮮に輸出してきた。

 この関連会社は、香港やタイ、ベトナム、インドネシア、カンボジアなどからの物資を、大連経由で北朝鮮の南浦(ナムポ)に運ぶなど、“制裁逃れ”の手口を取引相手に伝授していた。

 もう1社はロシアの港湾関連会社で、ナホトカやウラジオストクで物資の積み込みや出国手続きなどの業務を請け負っていたが、過去に北朝鮮船舶のために少なくとも6回、港湾関連の業務を行った。

 関係する北朝鮮船舶の中には、大量の石油精製品を密輸したとして、国連安保理の制裁対象となっている2隻も含まれる。

 また、同社代表のロシア人1人は北朝鮮関係者と直接接触し、業務請負に関する取引をしていた。

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