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【中国観察】「持久戦に備える」「世界に破壊的な影響」 中国の有識者は米中貿易戦争をどう見ているのか?

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【中国観察】
「持久戦に備える」「世界に破壊的な影響」 中国の有識者は米中貿易戦争をどう見ているのか?

中国・北京の天安門前ではためく米国旗=2017年11月(ロイター) 中国・北京の天安門前ではためく米国旗=2017年11月(ロイター)

 米国の追加関税に対して中国もすぐさま報復措置を打ち出すなど、米中の貿易摩擦が深刻化している。中国の王毅国務委員兼外相が米国に対する「反撃」が必要な状況だと述べるなど、中国側もトランプ米政権に一歩も引かない姿勢を強調している。中国金融界の有識者からは「持久戦に備えなければならない」や「世界のバリューチェーンに破壊的な影響をもたらす」といった分析が出ている。(外信部 三塚聖平)

 民間シンクタンクの野村総合研究所(NRI)は、日中金融界の有識者らが両国の金融市場に関する政策課題について意見交換する「日中金融円卓会合」を6月上旬に都内で開いた。NRIが中国のシンクタンク「中国金融40人論壇」と2012年から共同で開いている研究会で、第8回となる今回は「世界経済回復の挑戦」がテーマ。米中貿易摩擦の先行きが不透明な時期だったが、グローバルな貿易摩擦の影響・対応などについて議論された。中国金融界の有識者が「米中貿易戦争」をどう見ているのかという点に絞り、8月上旬に公表された議事概要から一部を紹介したい。

 著名エコノミストの余永定・中国社会科学院学術委員は、米国が中国に厳しい姿勢で臨む理由について(1)米国は対中貿易赤字が非常に大きいとし、トランプ大統領は毎年5千億ドルに上ると主張している(2)米国は中国が世界貿易機関(WTO)のルールを順守していないと考えている(3)米国は中国が不当な手段で米国の技術を入手したと考えている-との3点を挙げる。その上で「これらに関して、中国の学者は異なる見方を持っている」とトランプ政権の見方に異議を唱える。

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