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中国、ネット金融破綻が急増 全国でデモ拡大 業者は「夜逃げせず」声明発表

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中国、ネット金融破綻が急増 全国でデモ拡大 業者は「夜逃げせず」声明発表

大規模な陳情活動が計画された現場付近を警備する警察官ら=6日、北京(共同) 大規模な陳情活動が計画された現場付近を警備する警察官ら=6日、北京(共同)

 【北京=西見由章】中国で高利回りをうたって個人から投資資金を集めるP2P(ピア・ツー・ピア)と呼ばれるインターネット金融の破綻が相次ぎ、損失を被った個人投資家が各地で抗議の声を上げている。

 習近平指導部が金融リスク対策として、不透明な取引「影の銀行(シャドーバンキング)」への規制を強めたことが破綻の原因。だが投資家らは政府から“お墨付き”があったなどとして不信感を強めている。

 北京市内では6日、破綻したP2P金融業者への調査や損失の補(ほ)填(てん)を求める投資家らが集まり、金融監督当局に陳情活動を行おうとしたが、警察当局に阻止された。ネット上では多数の警察官が地下鉄駅で警戒にあたり、抗議活動への参加者らを別の場所に移送するための大型バスを出動させている画像が拡散した。

 北京での抗議活動には各地から投資家数千人が参加を予定し、現場には約200人が集まったもよう。

 P2P金融へは全土で5千万人以上が投資し、規模は1兆3千億元(約21兆1千億円)に上る。2014年には5千社以上が業務を行っていたが、習指導部による違法・グレー金融の取り締まりで、7月末には1968社まで減少した。

 P2P金融に関する総合サイト「網貸天眼」によると、破綻など運営上、何らかの問題が生じた業者は今年7月の1カ月間だけで250社を超えるという。

 3年後に正常な運営を続けられるP2P業者は200社に満たないとみる有力金融機関の分析もある。

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