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南シナ海、名指し避けつつ中国に自制促す ASEAN外相会議、北非核化も協議

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南シナ海、名指し避けつつ中国に自制促す ASEAN外相会議、北非核化も協議

カナダのフリーランド外相(右)に誕生祝いの花を手渡す河野外相=2日、シンガポール(共同) カナダのフリーランド外相(右)に誕生祝いの花を手渡す河野外相=2日、シンガポール(共同)

 【シンガポール=吉村英輝】東南アジア諸国連合(ASEAN)の一連の外相会議が2日、シンガポールで開幕した。中国が軍事拠点化を進める南シナ海情勢や、北朝鮮の核問題を中心とする朝鮮半島情勢などが主要議題となる。

 ASEAN加盟10カ国は2日、外相会議を開いた。終了後に発表された共同声明は、南シナ海問題について、「複数の加盟国が表明した埋め立て活動への懸念に留意する」との表現で、名指しを避けながら、人工島の軍事拠点化を進める中国に自制を促した。

 産経新聞が入手した、1日段階の声明草案には、ベトナムが懸念対象に「軍事化」を盛り込むよう求めているとの注釈があったが、結果的に入らなかった。中国に配慮するカンボジアなどが反発したとみられる。

 声明は、北朝鮮情勢について、6月にシンガポールで開かれた米朝首脳会談などを「歓迎」。朝鮮半島の非核化へ、核や弾道ミサイルの「完全かつ検証可能で不可逆的な廃棄(CVID)」を実現するよう、協力する姿勢を明記した。

 ASEANは、3日に韓国や米国などと外相会議を開催。最終日4日には、東アジアサミット(EAS)閣僚会議(参加18カ国)や、北朝鮮も参加するASEAN地域フォーラム(ARF)閣僚会議(同27カ国・機構)を開催し、閉幕する。

 北朝鮮の李容浩(リ・ヨンホ)外相は2日、平壌から経由地の北京に到着。3日にシンガポール入りする見通しだ。

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