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マハティール首相、王毅外相に一帯一路で「積極的支持」を表明 マレーシアの対中“懐柔策”か

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マハティール首相、王毅外相に一帯一路で「積極的支持」を表明 マレーシアの対中“懐柔策”か

会談するマレーシアのマハティール首相(右)と中国の王毅外相=1日、プトラジャヤ(AP) 会談するマレーシアのマハティール首相(右)と中国の王毅外相=1日、プトラジャヤ(AP)

 【シンガポール=吉村英輝、北京=藤本欣也】中国の王毅(おう・き)国務委員兼外相は1日、訪問先のマレーシア首都クアラルンプール近郊で、マハティール首相と会談した。中国外務省によると、マハティール氏は中国が推進する現代版シルクロード経済圏構想「一帯一路」について、「アジアの国家が共に発展し繁栄することを実現する大きなチャンスであり、積極的に支持する」と強調、一帯一路に参加する考えを示した。

 王氏は「マハティール首相は中国の古き良き友人だ」と述べ、両国の友好関係の継続に期待を示した。

 マレーシア国営ベルナマ通信によると、会談は90分間に及び、投資や交通インフラなどが議題となった。

 5月に首相に返り咲いたマハティール氏は、財政難を理由に、前政権が進めていた鉄道建設計画の中止など、中国による一帯一路関連の大型開発事業を見直しているところだ。

 マハティール氏の今回の発言は同事業の再開を意味するものではなく、今月中旬の訪中を前に、自らの政権も対中関係を重視しているとのシグナルを中国側に送る“懐柔策”の一環とみられる。

 王氏は7月31日、サイフディン外相とも会談。両国が領有権を争う南シナ海問題について平和的手段による解決を目指す方針を確認した。

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