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【カンボジア総選挙】「投票数の80%を獲得」 与党広報官が圧勝見通し表明

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【カンボジア総選挙】
「投票数の80%を獲得」 与党広報官が圧勝見通し表明

29日、カンボジア・カンダル州の投票所で、二重投票防止用のインクが付いた人さし指を示すフン・セン首相(手前中央)(ロイター) 29日、カンボジア・カンダル州の投票所で、二重投票防止用のインクが付いた人さし指を示すフン・セン首相(手前中央)(ロイター)

 【シンガポール=吉村英輝】カンボジア総選挙(下院、定数125)の投開票が29日行われた。与党・カンボジア人民党のソク・イーサン広報官は同日夜、産経新聞に「投票数の80%を獲得した」と述べた。計算上100議席となる見通しで、前回5年前の総選挙で獲得した68議席を大きく上回る。同国国家選挙管理委員会によると、投票率は80%を超え、二大政党が競い合った前回(69.61%)を大きく上回った。ただ、議席数などは速報していない。

 下院は全国25選挙区の比例代表制で選出され、任期は5年。今回の総選挙は、1993年の制憲議会選を含むと通算6回目。登録有権者は18歳以上の約838万人。定数123だった前回2013年の選挙では、全議席を人民党(68議席)とカンボジア救国党(55議席)の2党が分け合った。

 救国党は昨年の地方選でも躍進し、危機感を強めたフン・セン政権は、救国党の党首を逮捕し、最高裁は党に解散を命じた。

 今回選挙は、人民党以外の19党が候補者を出したが小政党ばかりで、広範な政権批判票の受け皿となるには力不足とみられていた。

 元救国党幹部らが逃亡先の国外から、国民に投票ボイコットを呼び掛けていた。政権与党は、選挙の「正当性」を訴えるため、投票に行くように国民に訴え、さまざまな形で圧力をかけていた。

 現地では政権に批判的な複数のメディアのウェブサイトが27日夜から閲覧できなくなり、政権による締め付けとの指摘もある。

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