産経ニュース

【激動・朝鮮半島】非武装地帯の見張り所から兵力撤収へ 韓国軍「全面撤収も推進」

ニュース 国際

記事詳細

更新

【激動・朝鮮半島】
非武装地帯の見張り所から兵力撤収へ 韓国軍「全面撤収も推進」

 【ソウル=桜井紀雄】韓国軍が南北軍事境界線に接する非武装地帯(DMZ)内の見張り所から兵力と装備の撤収を進める計画であることが24日、分かった。韓国国防省が同日、国会国防委員会に提出した資料を通じ明らかにした。試験的に実施した後、全面的な撤収や、板門店(パンムンジョム)の共同警備区域(JSA)の警備人員縮小など非武装化も推進する方針。

 4月の南北首脳会談で発表した板門店宣言に盛り込まれた「DMZの平和地帯化」に沿った措置。ただ、北朝鮮の非核化措置が遅れる中、韓国内には、国防力の低下につながる措置を韓国側が前のめりに進めることを懸念する声もある。

 見張り所には、機関銃などの重火器が配備されている。国防省は、試験的撤収後のDMZ内の遺跡や生態系調査との調整に加え、米朝と共同で朝鮮戦争戦死者の遺骨発掘を進める計画も示した。必要なら北朝鮮内で米朝が行う遺骨発掘への参加も検討するという。

 米韓合同軍事演習については、来年の演習の調整は決まっていないとする一方、「北朝鮮が非核化の約束を履行しない場合、韓米が協議し、猶予中の演習再開も可能だ」と説明した。

「ニュース」のランキング