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習近平氏が中東・アフリカ歴訪へ出発 米に対抗、結束呼びかけ

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習近平氏が中東・アフリカ歴訪へ出発 米に対抗、結束呼びかけ

 中国の習近平国家主席  中国の習近平国家主席

 【北京=西見由章】中国の習近平国家主席は19日、中東のアラブ首長国連邦(UAE)のほか、アフリカのセネガル、ルワンダ、南アフリカ、モーリシャスを訪問するため専用機で北京を出発した。外遊は今年3月、国家主席に再選して以降初めて。資源確保に向けて、経済圏構想「一帯一路」を通じた支援で影響力強化を目指す。南アのヨハネスブルクで開かれる新興5カ国(BRICS)首脳会議では、米国の通商圧力に対抗するため「反保護主義」を旗印に結束を呼びかける構えだ。

 ただ、アフリカ諸国では昨年以降、資源価格の低下などに伴う経済不振を背景にジンバブエや、アンゴラ、南アで政権交代が相次いでおり、政治の不安定化は中国にとって懸念材料だ。アフリカ諸国と同様に国家が市場経済を主導してきた中国自体も米中貿易摩擦の激化で指導部への批判が表面化しつつあり、習氏にとっては内政に不安を抱えながらの外遊となる。

 中国の国家元首によるUAE訪問は29年ぶり。エネルギーや金融、科学技術などの分野で協力強化を確認する。習氏は今月10日から北京で開かれた「中国アラブ協力フォーラム」で、中東諸国の経済再建に向けて200億ドル(約2兆2600億円)を融資する考えを表明。官製メディアの環球時報は社説で、トランプ米政権は在イスラエル大使館のエルサレム移転によってアラブ世界を侮辱し、中国に対しても通商圧力を強めており「双方は米国の覇権の被害者だ」と主張した。

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