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【トランプ政権】トランプ大統領、北の非核化で中国を牽制 非核化阻む影響力行使に懸念

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トランプ大統領、北の非核化で中国を牽制 非核化阻む影響力行使に懸念

 【ワシントン=黒瀬悦成】トランプ米大統領は9日、北朝鮮の非核化に向けた米朝首脳会談の合意に関し、ツイッターで「中国は(米中)貿易に関する米国の態度を理由に、合意を損ねるような圧力を行使しているようだ。そうでないことを望む!」と指摘し、中国の動きを牽制(けんせい)した。

 北朝鮮の金正恩朝鮮労働党委員長は6月12日の米朝首脳会談終了後、ただちに中国を訪問して習近平国家主席と会談するなど、北朝鮮情勢が対話局面に入って以降、北朝鮮の「後ろ盾」としての中国の存在感の高まりが目立つ。

 トランプ政権はまた、中国が今年春以降、中朝国境貿易の監視を徐々に緩和していることに対し、北朝鮮に対する制裁包囲網にほころびが出かねないとして懸念を強めつつある。

 トランプ氏は、北朝鮮が7日の外務省報道官談話で「完全かつ検証可能で不可逆的な非核化」(CVID)への拒絶姿勢を示すなど、すんなりと非核化の具体化措置を進めようとしないのは、米国から制裁関税をかけられた中国が、意趣返しとして北朝鮮に非核化を滞らせるよう「入れ知恵」をしているとの疑念を強めているとみられる。

 一方で、トランプ氏はツイッターで、金氏が「2人で署名した契約(共同声明)と、さらに重要な、交わした握手を尊重すると信じている」と強調。ポンペオ国務長官も9日、アフガニスタンのカブールで記者団に対し、金氏がトランプ氏に対して行った非核化の約束は「より強固になった」と主張した。

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