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パキスタン元首相に禁錮10年の有罪判決 パナマ文書発端の汚職事件、選挙戦で与党に打撃

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パキスタン元首相に禁錮10年の有罪判決 パナマ文書発端の汚職事件、選挙戦で与党に打撃

パキスタンのシャリフ元首相(ロイター) パキスタンのシャリフ元首相(ロイター)

 【ニューデリー=森浩】タックスヘイブン(租税回避地)の利用実態を暴いた「パナマ文書」を発端とする汚職事件で、パキスタン特別裁判所は6日、汚職罪に問われたシャリフ元首相に禁錮10年の有罪判決を言い渡した。25日の総選挙を前にした有罪判決は、与党パキスタン・イスラム教徒連盟シャリフ派(PML-N)に打撃を与えそうだ。

 シャリフ氏は、英国に4軒の高級不動産を所有していたが、資産報告をせずに隠していたとする汚職罪で起訴され、判決も起訴内容を大筋で認定した。同罪で起訴された娘も禁錮7年の判決を受けた。シャリフ氏は現在、妻の看病を理由にロンドンに滞在している。PML-N側は判決に「事実誤認や政治的思惑がある」と反発している。

 パナマ文書に家族の名前が載って批判を集めたシャリフ氏は昨年7月、議会に不誠実な説明をしたなどとして、議員資格を剥奪され、首相を失職。その後も後任首相に腹心のアバシ氏を据え、政界に影響力を保持していた。

 選挙戦では、野党パキスタン正義運動(PTI)が支持を拡大。ロイター通信によると、一部の世論調査ではPML-Nを僅差だが上回る支持を集めている。

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