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打開策見いだせず協議継続へ イラン核合意堅持に向けた英仏独などの外相級合同委

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打開策見いだせず協議継続へ イラン核合意堅持に向けた英仏独などの外相級合同委

 【ベルリン=宮下日出男】イラン核合意の堅持に向け、英仏独など米以外の当事国は6日、米国の離脱表明後初の外相級の合同委員会をウィーンで開いた。米国の最初の制裁再開が8月に迫るなか、外相らはイランの経済利益を守る方策を話し合ったが、打開策は見いだせず、協議を継続させることとした。

 議長役の欧州連合(EU)のモゲリーニ外交安全保障上級代表の声明によると、欧州側は合同委で欧州投資銀行(EIB)によるイラン向け融資などEUが準備中の対策を説明した。

 だが、イランのザリフ外相は合同委終了後、「対策は詳細でなく、完全でもない」と述べた。同国のロウハニ大統領も先立つ5日、仏独両首脳とそれぞれ電話で会談し、「すべての要求を満たしていない」などと不満を述べた。

 一方、ドイツのマース外相は合同委前、「われわれがすべてを補うことはできない」と強調。フランスのルドリアン外相は核関連活動の拡大に備えるイランに「脅しはやめなければならない」とも主張した。

 イランは米国の制裁再開後も原油輸出などが維持されることが必要との姿勢。中露も対策を検討しているとされ、両国外相はザリフ氏と個別協議も行った。

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