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インドで相次ぐ「偽情報殺人」 携帯アプリで偽情報拡散 誘拐犯と誤認されリンチ

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インドで相次ぐ「偽情報殺人」 携帯アプリで偽情報拡散 誘拐犯と誤認されリンチ

11日、インド東北部で、誘拐事件の偽情報で犯人と勘違いされて殺害された男性の遺影を抱く両親(AP) 11日、インド東北部で、誘拐事件の偽情報で犯人と勘違いされて殺害された男性の遺影を抱く両親(AP)

 【ニューデリー=森浩】インドで携帯電話の通信アプリを通じ、「誘拐事件が発生した」という偽の情報が拡散し、犯人と勘違いされた人が暴行を受け、死亡する事件が相次いでいる。地元メディアによると、この数カ月間で計20人以上が死亡。警察はソーシャルメディア上の情報には安易に飛びつかないよう呼びかけているが、噂を信じ込む群衆による事件は絶えない。

 「大勢の子供たちが誘拐される計画がある」。西部グジャラート州で26日、こんな趣旨の偽情報が通信アプリ「ワッツアップ」で一気に拡散した。

 この情報を受け、憤慨した市民が、メッセージ上で「犯人」と指摘された背格好や雰囲気に近い人を探し出し、殴る蹴るの暴行を加えた。加害者となったのは100人以上。棒で殴られた女性1人が死亡した。

 北東部アッサム州でも今月上旬、「子供を誘拐した男たちがいる」「部外者が犯人である」という偽の情報が広がった。たまたま道を尋ねただけの男性2人が「見慣れない連中だ」という理由から誘拐犯と誤認され、リンチを受けて死亡した。2人は、部外者ではなく「同じアッサム人だ」と誤解であることを主張したが暴行は止まらなかったといい、痛ましい事件に抗議集会も開催された。

 5月には南部タミルナド州で、子供にお菓子をあげた男性が誘拐犯と間違えられ、殺害されている。

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