産経ニュース

過激派指導者に死刑判決 インドネシア 連続テロを首謀

ニュース 国際

記事詳細

更新


過激派指導者に死刑判決 インドネシア 連続テロを首謀

22日、ジャカルタの法廷で死刑判決を受けたアマン被告(中央、ロイター) 22日、ジャカルタの法廷で死刑判決を受けたアマン被告(中央、ロイター)

 【シンガポール=吉村英輝】インドネシアの過激派「ジャマア・アンシャルット・ダウラ(JAD)」の精神的指導者で、連続爆弾テロを首謀したなどとして反テロ法違反罪に問われた、アマン・アブドゥルラフマン被告(46)に対し、南ジャカルタ地裁は22日、求刑通り死刑判決を言い渡した。

 アマン被告は、2016年1月に首都ジャカルタ中心部で市民や外国人ら4人が犠牲になったテロや、17年5月に東ジャカルタのバス停で警官3人が死亡した自爆テロなど、計5件のテロに関与したとして起訴されていた。

 裁判所周辺はこの日、報復テロを警戒し、厳戒態勢がとられた。ロイター通信によると、出廷したアマン被告は、裁判官から控訴をするか問われたが答えなかった。アマン被告はインドネシアの法律には従わない姿勢といい、弁護士が控訴を検討しているという。

 アマン被告は、国内に軍事訓練施設を設置しようとした罪で収監中だった15年、イスラム教スンニ派過激組織「イスラム国」(IS)と連絡を取り合いJADを創設。房に携帯電話などを隠し持ち、インドネシア人の若者を中東に送り込んでISの戦闘に参加させていたともいわれる。

 JADは、今年5月に東ジャワ州のキリスト教会などで相次いだ「子連れ自爆テロ」などへの関与も指摘される。相次ぐテロへの対策として、同国国会は同月、軍や警察の権限を拡大した法案を成立させた。

「ニュース」のランキング