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【米朝首脳会談】米側は「急がず」長期戦視野? 6・12会談の展開を探る

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【米朝首脳会談】
米側は「急がず」長期戦視野? 6・12会談の展開を探る

 米朝首脳会談の行方は予断を許さない。金正恩朝鮮労働党委員長の側近、金英哲(キム・ヨンチョル)党副委員長との面談後、非核化プロセスに関するトランプ大統領の発言が、これまでの「迅速に」から「急がなくていい」に変わった。複数回の会談も示唆し、「決裂」で迫る選択肢を捨てたようにもみえる。リビアの完全非核化に成功した過去の協議では、最終局面でリビアが「見返り」にこだわったため米側が席を立ち、慌てたリビア側が折れた経緯がある。(編集委員 久保田るり子)

 米朝交渉担当者、ポンペオ国務長官と金英哲氏はともに軍出身で情報機関トップを務めた共通項がある。

熾烈な主導権争い

 米韓の独自制裁対象の金氏は軍歴が半世紀を超え、要人暗殺、武装闘争を統括する軍偵察総局の初代総局長を務めた人物。政治工作、心理戦のプロだ。

 一方のポンペオ氏は軍人出身だがハーバード大ロースクールで学んだ後、下院議員となった。トランプ政権で中央情報局(CIA)長官に就任、CIA初の北朝鮮専門部署「コリア・ミッションセンター」を新設。同部署は「暗殺部隊か」と北朝鮮を震え上がらせた。事前協議では、2人が熾烈な腹の探り合いを繰り広げたようだ。

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