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【米韓首脳会談】文在寅氏“仲介外交”のもろさ露呈 米朝会談「成功ありき」楽観論に冷や水

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【米韓首脳会談】
文在寅氏“仲介外交”のもろさ露呈 米朝会談「成功ありき」楽観論に冷や水

22日、ホワイトハウスで会談するトランプ米大統領(右)と文在寅韓国大統領(AP) 22日、ホワイトハウスで会談するトランプ米大統領(右)と文在寅韓国大統領(AP)

 【ソウル=桜井紀雄】韓国の文在寅(ムン・ジェイン)大統領は22日、トランプ米大統領との首脳会談で、6月の米朝首脳会談を前に米韓に対する態度を硬化させている北朝鮮への対応策を協議した。文氏は米朝の「橋渡し役」を自任してきたが、北朝鮮の一方的な対話中断で真意さえ探れない状態に陥っている。文氏の“仲介外交”のもろさが露呈した形だ。

 「99・9%実現するとみている」。韓国大統領府の鄭義溶(チョン・ウィヨン)国家安保室長は21日、米朝会談の見通しについてワシントンに向かう機内で記者団にこう語った。

 今回の米韓会談は事前調整なく、両首脳が2人だけで「率直に意見交換するのが主な目的だ」とも強調。北朝鮮の反発に関し、「北朝鮮の立場からわれわれが(状況を)理解する方向で考えている」と述べた。

 北朝鮮は16日、米韓軍の共同訓練などを理由に南北閣僚級会談の無期延期を通告し、「事態が解決されない限り、再び向き合うことは容易に実現しない」と警告。南北首脳会談で合意した2000年の首脳会談を記念する6月の共同行事について協議するため、韓国側関係者が23日から訪朝予定だったが、北朝鮮から招待が受けられず頓挫した。

 文氏と北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長をつなぐホットライン(直通電話)が4月に開通したが、電話会談は一度も行われていない。安易に使えば、北朝鮮に牽制(けんせい)は有効だとの印象を与えかねないとの判断もあるようだ。

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