産経ニュース

【石平のChina Watch】習主席を慌てさせた「中国ナッシング」 北の核保有問題を長引かせたいわけ

ニュース 国際

記事詳細

更新

【石平のChina Watch】
習主席を慌てさせた「中国ナッシング」 北の核保有問題を長引かせたいわけ

中朝首脳会談で習近平国家主席(中央)と歓談する北朝鮮の金正恩朝鮮労働党委員長(左)=8日、中国・大連(朝鮮中央通信=朝鮮通信) 中朝首脳会談で習近平国家主席(中央)と歓談する北朝鮮の金正恩朝鮮労働党委員長(左)=8日、中国・大連(朝鮮中央通信=朝鮮通信)

 今月7日、北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長は中国・大連を訪れ、中国の習近平国家主席と会談した。3月下旬に開催された中朝首脳会談からわずか四十数日後のことである。国家間の首脳会談というのは普通、年に1回あるかないかであり、このような頻繁な首脳会談の開催は異例中の異例である。

 さらに奇妙なのは、習氏が2013年3月に中国の国家主席に就任してから今年2月までの約5年間、一度も会うことなく互いに敬遠していたはずの両国首脳が、3月に入ってから突如「親密」になったことである。それは一体どういうことなのか。

 時系列で考えてみると、両首脳が急接近した理由は明らかだ。3月8日、トランプ米国大統領の決断により、米朝首脳会談の開催が決められた。まさにその時以来、習主席は金委員長と2回も会談したり、トランプ大統領や日本の安倍晋三首相と電話会談を行ったりして慌ただしい動きを見せた。トランプ大統領と金委員長が一対一で直接に対話することになったこと、それこそが習主席を慌てさせた最大の原因ではないのか。

続きを読む

関連ニュース

「ニュース」のランキング