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【激動・朝鮮半島】北の核実験場廃棄は23~25日 米中英露韓の取材許可、日本は除外

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【激動・朝鮮半島】
北の核実験場廃棄は23~25日 米中英露韓の取材許可、日本は除外

3月17日に撮影された北朝鮮・豊渓里の核実験場の衛星写真。(1)が北側坑道で(5)が西側坑道(デジタルグローブ/38ノース提供・ゲッティ=共同) 3月17日に撮影された北朝鮮・豊渓里の核実験場の衛星写真。(1)が北側坑道で(5)が西側坑道(デジタルグローブ/38ノース提供・ゲッティ=共同)

 【ソウル=名村隆寛】北朝鮮外務省は12日、北東部の豊渓里(プンゲリ)の核実験場を廃棄する式典を、今月23~25日の間に行うと発表した。朝鮮中央テレビなど北朝鮮メディアが報じた。

 発表によると、式典では核実験場全ての坑道を爆破し、入り口を閉鎖する。その後、地上の観測施設や設備を撤去し、周辺を閉鎖するという。

 式典は気象条件を考慮するとし、実験場廃棄の透明性を示すために、外国メディアの現地取材を許可する用意があるとしている。取材の便宜を図るため、北京からのチャーター便の準備もあるという。外国メディアは中国、ロシア、米国、英国、韓国に限定し日本は含まれていない。

 核実験場の閉鎖について北朝鮮は「5月中の閉鎖」や、米韓の専門家、メディアへの公開を表明していた。6月12日に予定される米朝首脳会談に向け、核凍結、廃棄の姿勢をアピールするものとみられ、外国メディア受け入れ名目の外貨獲得の狙いもうかがえる。

 核実験場は坑道入り口がふさがれても、全体を爆破しない限り、簡単に復元できる。このため、核実験場の廃棄式典は海外に核放棄を示すパフォーマンスの場となる可能性もある。

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