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【黒田勝弘のから(韓)くに便り】南より本来、変化に柔軟? 北朝鮮は経済発展できるのか

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【黒田勝弘のから(韓)くに便り】
南より本来、変化に柔軟? 北朝鮮は経済発展できるのか

3月27日、北京の釣魚台迎賓館で中国の習近平国家主席(左から2人目)に両手を差し伸べる北朝鮮の金正恩朝鮮労働党委員長。労働新聞が28日掲載した(コリアメディア提供・共同) 3月27日、北京の釣魚台迎賓館で中国の習近平国家主席(左から2人目)に両手を差し伸べる北朝鮮の金正恩朝鮮労働党委員長。労働新聞が28日掲載した(コリアメディア提供・共同)

 1945(昭和20)年、日本の敗戦で日本統治時代が終わった当時の朝鮮半島は、南より北の方が経済的には豊かだったという説がある。

 日本統治下では、平野が少なく鉱物資源の豊かな北では工業開発、南では気候・風土から農業開発が主に進められた。北では工業化で多くの企業や産業労働者が生まれ、農民が多かった南より経済的に優位だったというのだ。

 あれから70年余、南北の経済格差は大逆転し、今や45対1である(韓国統計庁)。格差の原因は日本撤収後、米ソ支配下で南北分断されたこの地で南が資本主義を選択し、北が共産主義になったためである。

 戦後世界はその後、ソ連共産圏の崩壊で共産主義に対する資本主義の勝利という「歴史の終焉(しゅうえん)」を迎えたように、朝鮮半島でも資本主義が勝利したことになるが、南北格差には別の要素も加わった。その一つが「日本」である。

 解放・分断後の南は反日ながら日本統治時代の使える“遺産”は活用したが、北はその否定・追放に熱を上げた。南の韓国は1965年、日本との国交正常化に踏み切り、日本からの支援・協力を経済発展につなげたのに対し北朝鮮は日本を拒否し続けた。

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